河の流れは絶えず~和泉編~
其の七 おおぎやで
ひとつ
昨日、意外な話を聞いてからと言うもの、だいぶ想いが逡巡した。
向こうへ行って彼女が迷惑に思ったら逆効果だろう。
けれど、あれから更に自分の気持ちに拍車が掛かってしまった。
ひどく心がもんどりうっている。
どうする?
どうしたいんだ俺は。
散々に迷って結局、俺は外に出た。
足は扇屋に向いていた。
俺の中ではこの機を逃しちゃならんという勘があった。
一か八か、当たって砕けろだ。
しかし、行く道でも迷いに迷っていた。
こんなに情けない男だったか、俺は。
向こうへ行って彼女が迷惑に思ったら逆効果だろう。
けれど、あれから更に自分の気持ちに拍車が掛かってしまった。
ひどく心がもんどりうっている。
どうする?
どうしたいんだ俺は。
散々に迷って結局、俺は外に出た。
足は扇屋に向いていた。
俺の中ではこの機を逃しちゃならんという勘があった。
一か八か、当たって砕けろだ。
しかし、行く道でも迷いに迷っていた。
こんなに情けない男だったか、俺は。