わたしの居場所〜もうひとりの居場所〜
壱
明日は大晦日。
このまま一年が終わってしまう。
ほんとにそれでいいのか?
目の前はほとんどかすんで見えない。
窓の外は雪かもしれないな。
でも…
目を閉じると思い浮かんでくるのは、
ちせの姿だけ。
彼女の笑顔を思い描きたいが、
いま浮かぶのは寂しく苦しそうな
ちせの顔…
その顔をおれにはもう笑顔にできない。
自分から去ったんだから。
いや、おれは逃げただけ。
その結果…
彼女を苦しめている。
ぜんぶおれのせい。
このまま一年が終わってしまう。
ほんとにそれでいいのか?
目の前はほとんどかすんで見えない。
窓の外は雪かもしれないな。
でも…
目を閉じると思い浮かんでくるのは、
ちせの姿だけ。
彼女の笑顔を思い描きたいが、
いま浮かぶのは寂しく苦しそうな
ちせの顔…
その顔をおれにはもう笑顔にできない。
自分から去ったんだから。
いや、おれは逃げただけ。
その結果…
彼女を苦しめている。
ぜんぶおれのせい。
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