4*1133322〜ダイスキ〜
絶望



うっすらと、あの日のように憎くも明るい日差しが目に差し込む。

白い天井がうっすらと見えはじめる。


鼻をツン、とつく薬品の匂い。

一瞬でここがどこだか分かったし、一瞬で昨日の出来事が走るように思い出させる。



「キャァァァァァッ!!!!!!!!!!」


私は、もう狂いたかった。

なにもかも捨てたかった。全てを否定したい。


嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ!!!!!!!!

そう叫んでいたい。


きっと泣いてたらいつもみたいに叶哉が困った顔して助けてくれる。

喉、裂けるんじゃないだろうか。


ナースっぽいやつらが私を抑えてくる。

やめて、やめて!!!!


私が現実を受け入れない、みたいにやめて!!!

私悪くない!!!

いつか落ち着くから、暴れさせてよ!!!


私の悲しみは!!!怒りは!!!恐怖は!!!絶望は!!!孤独は!!!どこにもっていったらいいの!?

何にぶつけたらいいの!?



今だけは……


なんて、いつまでたっても受け入れないんだろうね。


いつまでたっても前を…現実を見ないんだろうね。


ごめんね、叶哉。


私は…貴方がいないと…




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