妖(あやかし)狩り・参~恋吹雪~
呉羽を抱きしめる力も緩まない。
強い力で呉羽を抱き寄せたまま、そはや丸の手が、呉羽の衣を押し広げた。
呉羽の左肩から、衣が落ちる。
猫又に付けられた傷が、露わになった。
そはや丸は、片手で呉羽を抱いたまま、その傷に口を近づけると、軽く舌を這わす。
びく、と呉羽の身体が強張った。
「どうよ? こんなこと、右丸にされたらどうする?」
「そ、そんなこと・・・・・・。想像もできない・・・・・・」
あの大人しい右丸が、このように大胆な行動に出るとも思えない。
が、そはや丸は少し顔を上げた。
「甘いぜ。さっきも言ったろ。男は欲望の生き物だ。まして好いた女なら、抱きたいと思って当たり前だぜ」
そう言うと、さらに呉羽の衣を広げ、胸元に顔を埋めた。
「・・・・・・これだから、お前は心配なんだ」
呉羽の胸に顔を埋めたまま、そはや丸は呟いた。
「男の前で、無防備過ぎる。いざ襲われないとわからない。・・・・・・遅いんだよ」
「だけどっ! 男なんかに、ここまで許すものか。引き寄せられた時点で、頭かち割ってやる」
強い力で呉羽を抱き寄せたまま、そはや丸の手が、呉羽の衣を押し広げた。
呉羽の左肩から、衣が落ちる。
猫又に付けられた傷が、露わになった。
そはや丸は、片手で呉羽を抱いたまま、その傷に口を近づけると、軽く舌を這わす。
びく、と呉羽の身体が強張った。
「どうよ? こんなこと、右丸にされたらどうする?」
「そ、そんなこと・・・・・・。想像もできない・・・・・・」
あの大人しい右丸が、このように大胆な行動に出るとも思えない。
が、そはや丸は少し顔を上げた。
「甘いぜ。さっきも言ったろ。男は欲望の生き物だ。まして好いた女なら、抱きたいと思って当たり前だぜ」
そう言うと、さらに呉羽の衣を広げ、胸元に顔を埋めた。
「・・・・・・これだから、お前は心配なんだ」
呉羽の胸に顔を埋めたまま、そはや丸は呟いた。
「男の前で、無防備過ぎる。いざ襲われないとわからない。・・・・・・遅いんだよ」
「だけどっ! 男なんかに、ここまで許すものか。引き寄せられた時点で、頭かち割ってやる」