妖(あやかし)狩り・参~恋吹雪~
『そはや丸が、人型でなくなったときが、そはや丸が死んじゃったときなのよ』
烏丸の言うとおりだ。
言うなれば、呉羽その人が、そはや丸の命だ。
それに気づき、そはや丸は、ぎゅうっと呉羽を抱きしめる。
少しだけ、呉羽が暴れた。
「痛いって。私は骨を痛めてるんだ。ちょっとは手加減しろって」
全く馬鹿力なんだから、とぼやく呉羽に、そはや丸は、少しだけ身体を離して、にやりと笑った。
「お前、俺がお前を想うのと、お前が俺を想うのは同じだと言ったな。ということは、お前は俺以外に、接吻するのは拒否するんだな?」
「・・・・・・えっ。だって、依頼の内容如何では、そういうわけにも・・・・・・」
少しだけ、そはや丸が口を尖らす。
「それは平気なのかよ」
「平気ではない」
即座に返す。
その速さに、思わずそはや丸は笑った。
烏丸の言うとおりだ。
言うなれば、呉羽その人が、そはや丸の命だ。
それに気づき、そはや丸は、ぎゅうっと呉羽を抱きしめる。
少しだけ、呉羽が暴れた。
「痛いって。私は骨を痛めてるんだ。ちょっとは手加減しろって」
全く馬鹿力なんだから、とぼやく呉羽に、そはや丸は、少しだけ身体を離して、にやりと笑った。
「お前、俺がお前を想うのと、お前が俺を想うのは同じだと言ったな。ということは、お前は俺以外に、接吻するのは拒否するんだな?」
「・・・・・・えっ。だって、依頼の内容如何では、そういうわけにも・・・・・・」
少しだけ、そはや丸が口を尖らす。
「それは平気なのかよ」
「平気ではない」
即座に返す。
その速さに、思わずそはや丸は笑った。