【コラボ】ブラック・メール


一方まりあは、うっかり話しそうになってしまった自分を、心の中で叱った。


セッテも瑛も知らないことだ。


あの事件があったあと。


織田に、相談があると言って、休みの日に呼び出された。


それだけでも瑛は嫌な顔をするだろう。


そこで行われた『相談』の内容は、決して彼らに言える内容ではない。



(困ったな……)



まりあは一人で湯船につかり、ぼんやりと天井を仰ぎ見た。


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