【コラボ】ブラック・メール
(うわ、なんやこいつ。
KAT-TU○の亀○みたいやんけ)
とセッテは突然現れた謎の男の迫力にたじろぎながらも、それを表情に出さないように努めた。
「マネージャーさん、この人は……」
「一緒に仕事をしていただく、岡崎さんです。
詳しいことは後から説明します。
安城、コーヒー」
「あ、はい!
皆さん、どうぞおかけになってください」
まりあがいそいそと用意する中、セッテは一応岡崎と呼ばれた男に、挨拶をした。
「猫のセッテいいます」
「……岡崎です」
KA○-TUNの○梨……もとい岡崎は、ぼそりと言い、セッテを不思議そうにながめた。
その探るような視線に、セッテはかちんとくる。
もちろん、表情には出さないが。
色々質問してこないということは、『猫』の仕事については一通りの説明を受けているのだろう。
「お待たせしました」
やがて、全員分のコーヒーを用意し終えたまりあが席についた。