【コラボ】ブラック・メール
途中、瑛から呼びかけがあったが、爆発物の処理に集中するためにインカムを外していたため、気づかなかったのだ。
瑛は瑛で、あのプログラムに犯人の手がかりをみつけ、ここに駆けつけたのだった。
プログラムには幼少時代の新郎新婦の写真がプリントされており、その下に簡単な自己紹介文を見つけたのだ。
そこで、新郎の勤めている会社が、有名な薬品会社であることがわかった。
部下に調べさせたところ、その会社は主に工業用の薬品を扱っており、青酸を手に入れることもたやすいだろうとのことだった。
そこで、カップに青酸を塗ったのも、脅迫状を出したのも織田ではないかと気づいた。
「……まさか、内部に犯人がいたとはな」