傲慢すぎるのに


「~…うるさいっ!アンタにはかんけ・・
「なくねぇよ!」



そう言葉を重ねてきてグッと引っ張られたと思ったら壁の隅へと追い込まれた。



顔をあげるとそこには至近距離でまっすぐ見つめてくる幼なじみ。






「東京に来い」



…は?



「オレの傍にいろ」


「な、なに言って…」


「まだわかんね?好きだっつってんの」



そう握られた手は熱く、思わずドキッとしてしまった。


そして過去の淡い思い出が蘇る。


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