TABOO†その舌で酔わせてよ【修正版】~秘密の恋
「え?」
私は蓮に抱えられ、カウンターの上に座らされた。
「手を後ろに着いて」
蓮が私の両足の間に入り、膝の裏を掴んで引く。
そのせいで私は腰を突き出し、仰け反るような姿勢になった。
「酔いたいんだろ?
俺が、お前を酔わせてやる」
「止めて…蓮」
思うように抗えないのは、本当はすでに酔っていたのかもしれない。
暴れた弾みでスカートが腿の上の方まで捲れ上がる。
「アルコールはね、
粘膜からの吸収が一番なんだよ」
蓮はさっきまで呑んでいたウィスキーのグラスに、長い指を浸す。
「どうするのか、
わかる?」
悪魔のような微笑を浮かべた蓮の指から、滴るウィスキー…――