TABOO†その舌で酔わせてよ【修正版】~秘密の恋







「わけがわかんなくなったか?」


「…なった」



私はぐったり蓮の肩に頭を預けた。



蓮の手が、私の背中をそっと撫でる。

その心地よさに目を閉じた。




本当にこの男は…――

優しいのか、いじわるなのか。




「じゃあ――


俺とつきあえよ」


「え?」




「素面のお前にこんなこと言えるかよ」



そう言い捨てて顔を背けた蓮の、耳が赤い。


悪魔は意外と純情らしい。






私は、蓮の頬に手を添えた。


「これからも、

美味しいお酒で酔わせてくれる?」








< 5 / 5 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:23

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

表紙を見る
†すべてはこの夜に

総文字数/2,819

恋愛(キケン・ダーク)8ページ

表紙を見る
表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop