本棚に、秘密
そろそろ仕事も終わりかな…
時計を見て、ふと思う私。
終わったら、まず連絡しなくちゃ。
少しだけそわそわしてる私は、年齢に似合わず乙女脳を持ち合わせていたらしい。
それは同僚にもバレているらしく、
今日は彼氏さんとデートだもんね~?
とからかわれてしまう。
某有名企業で若くして部長、将来有望…だなんて、私の婚約者は非の付けどころが無い人だ。
それなのに、同僚の言葉に苦笑いしか返せない私は…
きっと冷たい女なのだろう。