ハジメテのヒト
次の日。
「…………」
職員室の前。
入るのを躊躇っていると、
「入んねーの?」
後ろから、声をかけられて。
―ドキッ…
体が強ばる。
だって、その声の主こそが。
「開けるぞ?」
私を躊躇わせた原因。
「今日も頑張ろうな」
昔と変わらない、笑顔を向ける。
中学の時、大好きだった。
“元カレ”、だった…。
「…………」
職員室の前。
入るのを躊躇っていると、
「入んねーの?」
後ろから、声をかけられて。
―ドキッ…
体が強ばる。
だって、その声の主こそが。
「開けるぞ?」
私を躊躇わせた原因。
「今日も頑張ろうな」
昔と変わらない、笑顔を向ける。
中学の時、大好きだった。
“元カレ”、だった…。