あなたがいたから
智佳は早速屋上に行ってみた。



すると、情報通り未来は屋上にいた。



屋上でボーッと空を見上げていたのだ。



そんな未来に智佳は声をかけた。



「未来ちゃん!」


意外と大きな声で叫んでいたので、未来は驚いた顔で振り返る。



智佳の顔を見て、未来は暗い顔で智佳に尋ねる。



「あたしに何かようなわけ?」



智佳はその言葉を待ってましたという勢いで、



「最近の未来ちゃん。何かあった?」


智佳は自分の顔を未来に近づけながら尋ねた。



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