あなたがいたから
次の日。


未来は希望(ノゾム)に連れ出され、家の近くの駅・北山駅に来ていた。


未来は駅の改札口を見た。


すると、ある人物が急に走り出してきた。


そして、未来のところまで来ると、


「未来ちゃん!」


ニコニコと笑いながら話しかけてきた。


その人物は智佳だった。



「なんであんたがいるのよ。」


未来は露骨に嫌な顔をしながら叫んでいた。


未来の叫びに希望は嬉しそうに答える。


「それは俺が呼んだから」


「はぁ?ノゾムニィ!勝手に何やったんだ。
あたしは余計なことすんなって言ったでしょう?」


「勝手なことは言ってないよ。
だって、俺は未来のことは何も話してないし。」


希望の答えに未来はムッとした顔をしながら、


「はぁ〜。
で、なんでこいつを呼んだわけ?」


「まぁ、理由はあとだ。
取りあえず、俺らの家に行こう。ここじゃあ、何かと目立つしな。」


希望の言葉で未来達が囲までていることに気付いた。


未来達はそそくさと志水家に向かった。



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