あなたがいたから
「未来ちゃんの言うとおりにあたしは未来ちゃんに話し掛けられた。


そして、あたしは聞いたんだ。『あなたの名前は?』って。


そしたら、未来ちゃんは名前を教えてくれた。




当時のあたしは自虐的だったから、あたしに話しかけてくれる人なんていないと思ってた。



だから、あたしは未来ちゃんに尋ねた。
『なぜ、あなたはこんなにも話してくれるの?』ってね。




そしたら、未来ちゃんは『自分をこんなヤツって思っちゃダメだよ。あなたは一人じゃないんだよ?
だから人を信じてみようよ。


そしたら、きっと信じた相手もあなたを信じてくれると思うから。』っていったんだよ。


あたしは未来ちゃんの言葉に救われた。


人を信じてみようって思った。




もしあの時、未来ちゃんに会わなかったら今のあたしはいないと思う。あしは未来ちゃんがいて良かったと思うよ?





だから、未来ちゃんはもう苦しまないでいいんだよ?」
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