あなたがいたから
智佳の話を聞いて未来は自分自身に問いかけていた。


いつから人を信じられなくなったんだろう?

いじめられててもいつかは、元に戻るんだって信じてたのに…。


いつからだろう?自分の殻に閉じこもうって思ったのは…。


未来が智佳に『あたしは一人じゃないの?人を信じてもいいの?』と尋ねようとした時、ある人物が未来の部屋に入ってきた。



「感動的な場面なところ悪いんだけど…。
そいつに余計なことを吹き込むのは止めてくれる?」


未来達が声をする方を見るとそこには最悪なヤツがいた。


その人の名を最初に呼んだのは未来だった。



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