あなたがいたから
「そんな志水。俺が謝らないとでも思ったのかい?

ククク。お前の言うとおりだよ。誰がお前ごときに謝らなきゃならねぇ。」



佐久間は未来の方をみながらクククッと嫌な笑いをしていた。

そんな佐久間に希望が反論する。



「貴様。話が違うじゃねぇか!」


希望の怒りに佐久間は溜め息をつきながら、


「志水先輩も妹と似て甘いお方だ。
俺がこいつに謝るとでも思ったのか?
俺はこいつが大っ嫌いなのによ。」



佐久間の言葉に何かがキレた音がした。



< 85 / 90 >

この作品をシェア

pagetop