ひな*恋
「えー?じゃあ明日はアレ、食えないの?」
「…まぁ。
あ でも、リンゴの入ってないので良かったらありますよ?
あれにリンゴを刻んで入れたら同じものが出来ますけど…」
そんな切なそうに言われると、申し訳ないなと思っちゃうじゃないか。
でもリンゴなんてどこ行っても買えるものだし、レシピ的にも後はサラダにまぜちゃえばいいだけなのだ。
そんなたいした手間でも…
「じゃあさ、ひながうちに来て作ってよ!」
「は…………
え えぇーっ!?」
あまりの突拍子もない発言につい大声をあげてしまったが、慎吾くんの後ろに列んだお客さんに変な目で見られて慌てて手で口を覆った。
早くしないと、次のお客さんが待ってる!
「じゃあ、明日はまた11時に前と同じ本屋の前で待ち合わせな」
「あっ、やっ、あの…っ」
アワアワする私にお代ちょうどを手渡した慎吾くんは、代わりにヒョイと惣菜の入ったレジ袋を持って背を向けた。
「…まぁ。
あ でも、リンゴの入ってないので良かったらありますよ?
あれにリンゴを刻んで入れたら同じものが出来ますけど…」
そんな切なそうに言われると、申し訳ないなと思っちゃうじゃないか。
でもリンゴなんてどこ行っても買えるものだし、レシピ的にも後はサラダにまぜちゃえばいいだけなのだ。
そんなたいした手間でも…
「じゃあさ、ひながうちに来て作ってよ!」
「は…………
え えぇーっ!?」
あまりの突拍子もない発言につい大声をあげてしまったが、慎吾くんの後ろに列んだお客さんに変な目で見られて慌てて手で口を覆った。
早くしないと、次のお客さんが待ってる!
「じゃあ、明日はまた11時に前と同じ本屋の前で待ち合わせな」
「あっ、やっ、あの…っ」
アワアワする私にお代ちょうどを手渡した慎吾くんは、代わりにヒョイと惣菜の入ったレジ袋を持って背を向けた。