ひな*恋
「…って、あっ」
急いで営業スマイルをしながら顔を上げてお客さんを見たら、同じ常連さんでもいつもマニュアル接客で見送っているような人じゃなかった。
「お久し振りです。
あれからも、帰りは大丈夫ですか?」
「あ はい、大丈夫です!
あの時は、本当にありがとうございました!!」
「良かった。
ずっと毎日心配だったんですよ」
そう言ってホッとため息をついたこのお客さんは、以前仕事が終わって1人で帰っている時、例のナンパしてくるおっさんから私を守ってくれたスーツ姿のサラリーマン風の男性だ。
ずっと毎日うちの惣菜を買いに来てくれてたのが、会社の関係でうちの営業時間に間に合わず、しばらくご無沙汰だったんだけどね。
「今日はお仕事、早く終わったんですか?」
「えぇ、ようやく一段落ついたので、先日からまたこちらに通わせてもらってます。
お世話になります」
「わぁ、ありがとうございまーす!」
そうまでしてうちで買ってくれるって、常連さんってありがたいよね。
だからこそ、お客さんの期待には応えたいって思うんだよ。
急いで営業スマイルをしながら顔を上げてお客さんを見たら、同じ常連さんでもいつもマニュアル接客で見送っているような人じゃなかった。
「お久し振りです。
あれからも、帰りは大丈夫ですか?」
「あ はい、大丈夫です!
あの時は、本当にありがとうございました!!」
「良かった。
ずっと毎日心配だったんですよ」
そう言ってホッとため息をついたこのお客さんは、以前仕事が終わって1人で帰っている時、例のナンパしてくるおっさんから私を守ってくれたスーツ姿のサラリーマン風の男性だ。
ずっと毎日うちの惣菜を買いに来てくれてたのが、会社の関係でうちの営業時間に間に合わず、しばらくご無沙汰だったんだけどね。
「今日はお仕事、早く終わったんですか?」
「えぇ、ようやく一段落ついたので、先日からまたこちらに通わせてもらってます。
お世話になります」
「わぁ、ありがとうございまーす!」
そうまでしてうちで買ってくれるって、常連さんってありがたいよね。
だからこそ、お客さんの期待には応えたいって思うんだよ。