ひな*恋
「あーん。
急に降っちゃうなんて、お日様の意気地なしっ」
18時も過ぎた夕刻。
仕事が休みの今日、特に予定もなかった私は一日中ダラダラと家の中で過ごした後、外の空気でも吸うつもりで本屋さんに来ていた。
そしていざ帰ろうと自動ドアを出た瞬間、私の足を止めてしまったのがこの夕立なのだ。
夏の午後に見られる独特な天気なのでお日様に罪はないんだけど、でも走って帰るにはちょっぴり躊躇してしまうくらいの激しい雨だった。
「帰ってすぐお風呂に入ればいいかなぁ。
バッグ安物だけど、濡らしたくないし…」
しばらくすれば、すぐに止むかもしれないけれど。
ゴロゴロと雷まで鳴ってきた所で、いよいよ濡れながら帰る選択肢さえもなくなってきたかなと思えてきた。
雷は苦手!
だって落ちちゃったら怖いじゃないっ
クワバラ クワバラ。
どうか、早く止んでくれますように…っ!
急に降っちゃうなんて、お日様の意気地なしっ」
18時も過ぎた夕刻。
仕事が休みの今日、特に予定もなかった私は一日中ダラダラと家の中で過ごした後、外の空気でも吸うつもりで本屋さんに来ていた。
そしていざ帰ろうと自動ドアを出た瞬間、私の足を止めてしまったのがこの夕立なのだ。
夏の午後に見られる独特な天気なのでお日様に罪はないんだけど、でも走って帰るにはちょっぴり躊躇してしまうくらいの激しい雨だった。
「帰ってすぐお風呂に入ればいいかなぁ。
バッグ安物だけど、濡らしたくないし…」
しばらくすれば、すぐに止むかもしれないけれど。
ゴロゴロと雷まで鳴ってきた所で、いよいよ濡れながら帰る選択肢さえもなくなってきたかなと思えてきた。
雷は苦手!
だって落ちちゃったら怖いじゃないっ
クワバラ クワバラ。
どうか、早く止んでくれますように…っ!