ひな*恋
「―――――っ!!」
暑い所からエアコンの効いた涼しいファーストフード店の中にと入った瞬間だった。
スゥッと引いていく汗に気持ちよさを感じるのと同時に、ゾクッとする嫌な気持ちが私の中で感じていたの。
(慎吾くん!…と……)
やっぱり今日が登校日だったようで、久し振りに制服姿になっている慎吾くんがレジカウンターにいるのが見えたのだ。
日曜日なのも手伝って、お昼時のファーストフード店はお客さんが多いんだけど、私はすぐに慎吾くんの姿を捉えたの。
だけど、私が気になったのはむしろそっちじゃなかった。
(…誰、だろう。
同じクラスの友だちとか…かなぁ)
そんな慎吾くんの側には、同じ制服の半袖シャツを着ていて下はスカートを履いている女の子が1人。
だけども、ただのクラスメイトや友だちにしては、やたらベッタリと身体を寄せているのが気になった。
(まさか、彼女…とかじゃないよね…)
信じたい気持ちは、もちろんあるんだけど。
でもあんなにくっついている2人を見たら、ゾワゾワと胸の方から嫌な気持ちが広がっていって仕方なかったの。
暑い所からエアコンの効いた涼しいファーストフード店の中にと入った瞬間だった。
スゥッと引いていく汗に気持ちよさを感じるのと同時に、ゾクッとする嫌な気持ちが私の中で感じていたの。
(慎吾くん!…と……)
やっぱり今日が登校日だったようで、久し振りに制服姿になっている慎吾くんがレジカウンターにいるのが見えたのだ。
日曜日なのも手伝って、お昼時のファーストフード店はお客さんが多いんだけど、私はすぐに慎吾くんの姿を捉えたの。
だけど、私が気になったのはむしろそっちじゃなかった。
(…誰、だろう。
同じクラスの友だちとか…かなぁ)
そんな慎吾くんの側には、同じ制服の半袖シャツを着ていて下はスカートを履いている女の子が1人。
だけども、ただのクラスメイトや友だちにしては、やたらベッタリと身体を寄せているのが気になった。
(まさか、彼女…とかじゃないよね…)
信じたい気持ちは、もちろんあるんだけど。
でもあんなにくっついている2人を見たら、ゾワゾワと胸の方から嫌な気持ちが広がっていって仕方なかったの。