ひな*恋
「ありがとうございます、またお越し下さいませーっ」
…………………よしっ
ペコリ頭を下げて、惣菜の入ったレジ袋を抱えたお客さんを見送ると、私はダッシュで陳列棚を覗いた。
特定のお客さんを特別扱いしちゃダメだって言われてる。
だけど絶対買いに行くからって言ってくれたのに、売り切れましたなんて事になったら申し訳ないんだもん!
チラリ
後ろの厨房を振り返り、スタッフたちが気付いていない事を確認すると、私は陳列棚から残り2つとなったサラダのうち1つを取り出した。
――『過剰なサービスは、クレームのもとなのよ』
以前小山さんに言われた言葉が頭をよぎったけれど、ブンブンと頭を振って無理やり消した。
サービスって言うか…予約と思えば、ちゃんとした仕事になるもんねっ
大丈夫!
こういう事は今日だけで、もう取り置きなんてしないから…!!
…………………よしっ
ペコリ頭を下げて、惣菜の入ったレジ袋を抱えたお客さんを見送ると、私はダッシュで陳列棚を覗いた。
特定のお客さんを特別扱いしちゃダメだって言われてる。
だけど絶対買いに行くからって言ってくれたのに、売り切れましたなんて事になったら申し訳ないんだもん!
チラリ
後ろの厨房を振り返り、スタッフたちが気付いていない事を確認すると、私は陳列棚から残り2つとなったサラダのうち1つを取り出した。
――『過剰なサービスは、クレームのもとなのよ』
以前小山さんに言われた言葉が頭をよぎったけれど、ブンブンと頭を振って無理やり消した。
サービスって言うか…予約と思えば、ちゃんとした仕事になるもんねっ
大丈夫!
こういう事は今日だけで、もう取り置きなんてしないから…!!