ひな*恋
「急に誰かに飛びつかれ、驚きましたよ。
よく見たら、いつも利用してるおかず屋さんの店員さんじゃないかって」
「すみませんっ
あ あの時は、ロクに前も見てなくてぶつかっちゃって…っ」
スゴく怖くて、早く逃げなきゃ追いかけられるかもって、それでがむしゃらになって駆け出してたんだっけ。
そうしたら誰かとぶつかっちゃって、それがイチゴバラさんだったのよ。
「謝らないで下さい。
あの時妹尾さんが僕にぶつからなかったら、危ない目に遭ってたかもしれなかったんです」
「…はい。
あの時は、本当に怖かったから…」
あのナンパしてきたおっさん、今でこそ店に来る事はなくなったけれど。
でも仕事が終わって帰る時には、未だにビクビクしながら歩くものね。
だからこうしてイチゴバラさんに送ってもらえるのは、本当に心強いし安心できるなって思ってるの。
「えぇ。だからこそ、あの時はあなたを守る事ができて良かったです。
だけど、できればずっとこの先も、僕が妹尾さんを守ってあげたいって思ってるんです…!」
「――――――っ」
よく見たら、いつも利用してるおかず屋さんの店員さんじゃないかって」
「すみませんっ
あ あの時は、ロクに前も見てなくてぶつかっちゃって…っ」
スゴく怖くて、早く逃げなきゃ追いかけられるかもって、それでがむしゃらになって駆け出してたんだっけ。
そうしたら誰かとぶつかっちゃって、それがイチゴバラさんだったのよ。
「謝らないで下さい。
あの時妹尾さんが僕にぶつからなかったら、危ない目に遭ってたかもしれなかったんです」
「…はい。
あの時は、本当に怖かったから…」
あのナンパしてきたおっさん、今でこそ店に来る事はなくなったけれど。
でも仕事が終わって帰る時には、未だにビクビクしながら歩くものね。
だからこうしてイチゴバラさんに送ってもらえるのは、本当に心強いし安心できるなって思ってるの。
「えぇ。だからこそ、あの時はあなたを守る事ができて良かったです。
だけど、できればずっとこの先も、僕が妹尾さんを守ってあげたいって思ってるんです…!」
「――――――っ」