ひな*恋
いつもの盆子原さんとの、帰り道デート。
車通りは多くとも、人通りは少ないので2人きりと言っても過言ではない。
「そうそう、着信とメール、確認しました。
連絡ありがとう」
「あ、無事に届いたんですね。
よかったぁ」
「僕の携帯にも、雛子さんの名前で登録させて頂きました。昼間はお返事が難しいですが、メールはいつ送って下さっても構いません。
遅くなっても、必ずお返事はしますから。
…もしかしたら、僕からの連絡の方が多くなったりするかもしれませんがね」
「…あはっ」
…結局私のケータイには、盆子原さんの情報は登録したけれど、慎吾くんの情報は削除できないままだった。
消すのは後からでも出来るから…ってのは言い訳で、本当はなかなか勇気が出せないだけなんだよ…。
「そういえば雛子さん、メールには明日がお休みだってありましたけど?」
「えっ、あ、はい。
忙しい盆子原さんには何だか恐縮だけど…明日は私お休みなんです。
だから、明日の夜は店にいないんで…」
いくらお母さんに、私にいい人出来た事を知られちゃったからって、盆子原さんに会う為に夜に外は出れないかな。
悪いけど、次会うのは明後日の仕事帰りになっちゃうよ。
車通りは多くとも、人通りは少ないので2人きりと言っても過言ではない。
「そうそう、着信とメール、確認しました。
連絡ありがとう」
「あ、無事に届いたんですね。
よかったぁ」
「僕の携帯にも、雛子さんの名前で登録させて頂きました。昼間はお返事が難しいですが、メールはいつ送って下さっても構いません。
遅くなっても、必ずお返事はしますから。
…もしかしたら、僕からの連絡の方が多くなったりするかもしれませんがね」
「…あはっ」
…結局私のケータイには、盆子原さんの情報は登録したけれど、慎吾くんの情報は削除できないままだった。
消すのは後からでも出来るから…ってのは言い訳で、本当はなかなか勇気が出せないだけなんだよ…。
「そういえば雛子さん、メールには明日がお休みだってありましたけど?」
「えっ、あ、はい。
忙しい盆子原さんには何だか恐縮だけど…明日は私お休みなんです。
だから、明日の夜は店にいないんで…」
いくらお母さんに、私にいい人出来た事を知られちゃったからって、盆子原さんに会う為に夜に外は出れないかな。
悪いけど、次会うのは明後日の仕事帰りになっちゃうよ。