ひな*恋
病院に着くと、すぐに看護師さんたちの案内で慎吾くんのいる集中治療室の方へと走った。
「慎吾は、無事なんですか?」
「これといった大きな外傷はありませんでした。
詳しくはドクターも今ICUにいますので、そちらから話を聞いて下さい」
大きな外傷はないと聞いて、私はホッと胸を撫で下ろした。
車にはねられたって聞いた時はどうしようかと思ったけれど、きっと奇跡的に軽傷で済んだんだよね。
あんなお父さん想いのステキな息子である慎吾くんだもん、神さまが助けてくれたんだよ!!
「――慎吾っ」
案内された集中治療室のドアを開けると、中には白衣をまとった先生や看護師さんたち数名と、真っ白なシーツに包まれたベッドが見えた。
私はまっすぐにベッドの方へ向かう盆子原さんの後に付いて行き、そこに横たわっている人物の顔を見た。
「慎吾!」
(慎吾くん――っ)
「あー…オヤジ?」
意外にも頭に少し包帯を巻いている程度で、意識もはっきりしている慎吾くんは、ベッドの上で返事をした。
よかった!
本当に大丈夫だったんだ!
「慎吾は、無事なんですか?」
「これといった大きな外傷はありませんでした。
詳しくはドクターも今ICUにいますので、そちらから話を聞いて下さい」
大きな外傷はないと聞いて、私はホッと胸を撫で下ろした。
車にはねられたって聞いた時はどうしようかと思ったけれど、きっと奇跡的に軽傷で済んだんだよね。
あんなお父さん想いのステキな息子である慎吾くんだもん、神さまが助けてくれたんだよ!!
「――慎吾っ」
案内された集中治療室のドアを開けると、中には白衣をまとった先生や看護師さんたち数名と、真っ白なシーツに包まれたベッドが見えた。
私はまっすぐにベッドの方へ向かう盆子原さんの後に付いて行き、そこに横たわっている人物の顔を見た。
「慎吾!」
(慎吾くん――っ)
「あー…オヤジ?」
意外にも頭に少し包帯を巻いている程度で、意識もはっきりしている慎吾くんは、ベッドの上で返事をした。
よかった!
本当に大丈夫だったんだ!