ひな*恋
私の勝手な親切は空振りですか!
「あら、出かけるの?」
「う うんっ
久しぶりに友だちと会うから、ちょっと遅くなるかもしれないんだけど…」
夕方17時。
ちょっと早いとは思うんだけど、私は玄関に行くと彼から借りた紺色の傘を手に持った。
「帰り何時になるかわかんないから、先に食べててもいいよ」
「そんなに遅くなるの?
晩ご飯、外で食べて帰る?」
「ううん!ご飯はちゃんと帰って食べるから。
じゃあ、行ってくるね」
見送ってくれたお母さんに軽く手を振ると、私は職場であるデパ地下に向かって歩いた。
今日は昨日と違って、朝からいい天気だった。
そんな日に傘を持って歩くのは、端から見れば変な人に見られるかもしれないなぁ。
容姿にコンプレックスを持っていると、人から見られるのはあまり好きじゃないから目立つ事はしたくない。
そんな奴が仕事で接客なんて、もちろん本当は嫌なんだけど、そんな事言ってたら仕事なんて出来ないもんね。
そこはもう、“自称 年齢不詳”でやらさせてもらってますよ。
「う うんっ
久しぶりに友だちと会うから、ちょっと遅くなるかもしれないんだけど…」
夕方17時。
ちょっと早いとは思うんだけど、私は玄関に行くと彼から借りた紺色の傘を手に持った。
「帰り何時になるかわかんないから、先に食べててもいいよ」
「そんなに遅くなるの?
晩ご飯、外で食べて帰る?」
「ううん!ご飯はちゃんと帰って食べるから。
じゃあ、行ってくるね」
見送ってくれたお母さんに軽く手を振ると、私は職場であるデパ地下に向かって歩いた。
今日は昨日と違って、朝からいい天気だった。
そんな日に傘を持って歩くのは、端から見れば変な人に見られるかもしれないなぁ。
容姿にコンプレックスを持っていると、人から見られるのはあまり好きじゃないから目立つ事はしたくない。
そんな奴が仕事で接客なんて、もちろん本当は嫌なんだけど、そんな事言ってたら仕事なんて出来ないもんね。
そこはもう、“自称 年齢不詳”でやらさせてもらってますよ。