my teacher


──教室に戻ってきた。
教壇の上には私の愛しの人が立っている


「明日は進路模試があるので…」


…はぁ。幸せだな。
私は先生の話しも聞かずにボーッと先生の顔を見つめていた。


「おい、古橋。」


いきなり目の前で声がしたと思ったらいつの間にか先生が目の前に立っていた。


「え、はいっ!!!」


私はびっくりして声がひっくり返りながらも返事をした。


「さっき俺がなんて言ったか言って見ろ。」


…さっき…?
先生、何か話してたっけ?


クラスの皆の視線が一斉に私に集まるのを感じる。


うわーん!!
先生見つめすぎてなにも聞いてなかったよ!!!!!


< 8 / 14 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop