紅い雪が降った夜から
僕がお嬢様を見違えるわけはない。

先程の執事の腕に抱かれたお嬢様を見た時、全身が粟立った。

僕のお嬢様。
あなたは本当に意地の悪いひとだ。


マオが窓から辺りを見るとリクの姿はなく、狂ったような馬の鳴き声だけが響いていた。

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