ねぇ、好き。下
高校生活





「…花。桃花」




「…んんー…」




「もう、学校遅刻するよー?」






「あと、5分ー…」

眠たい…









「もう、姫…行くからね」






「えっ!?姫花!?」







「な、なに?」









「なんで、ココにいるの!?」




「なんでって、ココは姫の家でしょ?」




「いや、死んだんじゃなかったの?」






「何?死んでほしかったの?」







「いや、違うの!…ってことは、夢?あれは、夢なの!?」





「姫、知らないけど…」





え?


夢だったら、凛も存在しない。

千尋だって。

爽ちゃんだって。

お母様も、お父様も…。

メイドだって。

看護婦さんも。

スイートピー専門店の店員さんも。



姫花は、生きてる。

あたしも、生きてる。


あたし、死んだはずなのに…。






うーん…?







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