ねぇ、好き。下


バシャーッ!







「きゃははははははははははは。ウケる~!あれだけ、言ったのにさ、まだ信じてるよ。コイツ~!バカみたい」





桜花、あたしはあなたを信じていたよ。






なのに、もうあなたはダメな人間になったんだね。






欲しいもののために、自ら自分の大切なものを手放す。



いや、あたしは大切なものなんかじゃないのか…。










あたしの制服は、ずぶ濡れ。




髪の毛も全部、濡れている。







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