ねぇ、好き。下
「でもさ、前は高校2年生だったはずなのに…今はなんで1年なんだ…?」
「…それは…神様に頼んだのよ。他人は、この変化に気づいてない。あたしたちだけが、戻った。ただ、それだけ」
「理由は…?」
「理由は、ただ私のため」
「姫花は、幼いころに亡くなったわ。だから、急に桃花と同じ年で生き返ると…勉強とか、そういうのについていけなくなるでしょ…///」
彼女は、恥ずかしそうに言った。
「…ははっ。そういうことか。別に、わからなくても俺らが優しく教えてやるのにさ」
「…そうなの?…だったら…」
「…?」
だったら…?
話の内容は、わからないけど…気になる。
「…だったら……コレを夢に変えることだってできるわ…」
「…でも、そうすると…」
「そう。私も、桃花もいない」
「…」