ねぇ、好き。下
委員会
そう思っていると…
「ねぇ、友達になろうよ」
あたしは、声がした方を向く。
「あたし、長瀬桃花。あなたは?」
「あ、私は、水野千尋」
水野…千尋…!?
夢の中で、会った…あの、千尋?
顔は、夢と全く同じ…。
あたしは、まだ夢の中にいるのか!?
自分の頬をつねる。
痛い…。
じゃあ、これはやっぱり現実?
夢と現実が、関係してるのかな?
意味わかんない…。
「桃花ちゃん、大丈夫?」
「…え?あ、うん。大丈夫だよ」
「じゃあ、よろしくね」
「うん、よろしく」
もう、夢なんかどうでもいいや。