わがまま猫男子いりませんか?
「龍にお菓子作ってるのって、命令されたからなんでしょ?」

なぜ、それを知ってる?

「ね、僕にも作って?」

遥斗君はニコリと可愛い笑顔を浮かべた。

「イヤ?僕も綾ちゃんの作ったお菓子食べたいなぁ〜」

遥斗君がチラッとあたしの方を見る。

あぁ〜、ヤバイ。

その顔、可愛い。

つい、その顔にほだされそうになる。

可愛い遥斗君のためならいいかなぁ?

「分かった。作って来るよ」

遥香先生と仲がいいからか、遥斗君にもいろいろお世話になってるし。

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