わがまま猫男子いりませんか?
綾菜に元気をもらった俺は、改めて黒板に向かった。
チョークを黒板にはしらせて、およそ二分。
「解き終わりました」
俺はパンパンと手についたチョークの粉をはらい、自分の席に戻る。
遥斗は俺より先に解いて、席に戻っていた。
「二人とも正解だ。今後、教科書を忘れないように」
先生はそう言うと、授業に戻った。
「龍、やるじゃん。あれ、結構難しい問題だったんだよ」
綾菜が小声で話しかけてきた。
「あれは綾菜の応援のおかげだ」
「あ、あたし応援なんかしてないからっ」
照れくさそうに、俺から目線を反らす。
バレバレだっつーの。
真っ赤な顔で言われても、可愛いだけだ。
「何の話?」
横から遥斗が会話に入ってくる。
「秘密の話だ」
俺が上機嫌で言うと、遥はキョトンとした顔になった。
チョークを黒板にはしらせて、およそ二分。
「解き終わりました」
俺はパンパンと手についたチョークの粉をはらい、自分の席に戻る。
遥斗は俺より先に解いて、席に戻っていた。
「二人とも正解だ。今後、教科書を忘れないように」
先生はそう言うと、授業に戻った。
「龍、やるじゃん。あれ、結構難しい問題だったんだよ」
綾菜が小声で話しかけてきた。
「あれは綾菜の応援のおかげだ」
「あ、あたし応援なんかしてないからっ」
照れくさそうに、俺から目線を反らす。
バレバレだっつーの。
真っ赤な顔で言われても、可愛いだけだ。
「何の話?」
横から遥斗が会話に入ってくる。
「秘密の話だ」
俺が上機嫌で言うと、遥はキョトンとした顔になった。