わがまま猫男子いりませんか?
この間からから遥斗君と一緒に帰っているあたし。

今日も遥斗君と帰ろうとしたら、龍も一緒に帰りたいと言い出したのだ。

どうやら今日は、龍は部活がないらしい。

それで、少し話してから帰ろうと思っていたところ、遥香先生が現れたということだ。

「なぁ、俺って猫みたいなんだ?」

「うん、猫みたい」

あたしがそう言うと、龍は顔を近づけてきた。

ちょっ、いきなり何!?

「俺、意外とわがままだから。ちゃんと面倒見てね、飼い主さん?」


クスリと龍が怪しげに笑う。

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