わがまま猫男子いりませんか?

「龍、部活の集まりで来いってさ」

そう龍に話しかける男の子。

確か、A組の、A組の……?

名前、何だっけ?


「おう。今行く」


あたしが考えているうちに龍と男の子は走っていってしまった。

あたしは遥斗君と顔を見合わせた。


「龍って、部活のことになると元気になるよね~」

遥斗君もそう思っていたらしい。

遥斗君はうんうんとうなずいた。

でも、そのときの龍の笑顔って眩しいくらい輝いてる気がする。

あ、お菓子貰うときもかな?

< 59 / 88 >

この作品をシェア

pagetop