若葉町物語


新田先生が黒板を書き出したのを見て美香ちゃんは私の肩を叩いた。


〈超似てる!!〉


私はそれを見て、新田先生の真似を無言でする。


「ぷっ」


笑を堪えきれなかったのか、美香ちゃんは声を出して笑い出した。


「はははっ。もーやだー。ぷっ、ひーうひひっ」


次第にだんだん不気味な笑い声へ変化する。


「ぷっ、あははははっ!」


それにつられて私も笑い出す。


「いい加減にしろ!!!」


新田先生は大激怒した。


「「すっ、すいません…」」






あれから30分ガミガミときっちりお説教をされたけど、楽しかった。
< 31 / 66 >

この作品をシェア

pagetop