若葉町物語
「千花ちゃんもちぃすけがいなくなって寂しいでしょ?」


「うん、まぁ…そうだけどさ…」


それだけ?


なんか、あっけなくない?


「それに、月曜日にたくさんの入院患者が来るし、みんな小っちゃい子ばかりだから…」


「いいよ。今日?」


「うん。千花ちゃん、荷物多いからできるだけまとめておいてね」


「は~い」


「3時にまた来るから」


そう言って、もっちーは行ってしまった。


あと2時間の内で、この大量の荷物を片付けるのは、大変だ…。


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