若葉町物語


それに続いて琴ちゃんも、


「は!?同い年!?ないない、ない。ありえない!!」


と、こっちを見て言った。


「ひどい…、そこまで言うことないじゃんか~」


私がすねたように言うと、


「あははー、ごめんごめん。口が滑っちゃってね。」


と琴ちゃんの謝る気がないような言葉が返ってきた。


安田さんは、


「まあまあ。千花ちゃん、里佳ちゃんとしゃべってあげなよ~」


と言って、次の部屋に行ってしまった。


「ねぇ、本当に小6?全然見えないんだけど」


「うん。本当に小6だよ」


本当に小6なのね…。


「同じ小6なのに、こんなに違うと見てて悲しくなるね…」

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