若葉町物語
ホルモン調整するための輸液を1か月に1回3時間使って打ったり。
骨密度を高めるための錠剤を2週間に1錠飲んだり。
一番辛かったのは、成長ホルモンの注射。
毎晩、お風呂の後に自分で消毒して太ももに打つ。
小さな注射器に個別になっている針をつけて太ももに刺す。
最初は好きだった。
自分に自分で注射するなんて初めての経験だったし、自分でやるって言うのが少し大人になったような気分に陥るから。
でも、1年、2年と月日を重ねるごとに痛みが増した。
同じ場所に打ちすぎて、触るとへこんでいたり。
こんなことが幼かった私には辛過ぎて、親にやりたくないと泣いてせがんだ事もあった。
今は、成長も止まって薬を打つ必要が無くなったから、骨密度の錠剤を飲んでいる。
でも、どんなに頑張っても普通の人と同じ背にはならない。