若葉町物語


みんな一人一人にメールを返信をしていると、カーテンが開かれ、お昼の時とは違う人が夕ご飯を運んできた。


「夜の担当になった望月です」


「よろしくお願いします」


私は軽くあいさつをすると、望月さんは持っているお盆をテーブルにのせてから、私の熱と脈をはかってから、私の右足を触って、


「分かる?」


と聞いてきたから、私は数回頷いた。


「カーテン開けよっか?」


「…お願いします」


望月さんは閉ざされていたカーテンを開け、隣のベットのベットの女の子にご飯を渡した。


その女の子は髪の毛はほとんどなくて、左足は──────・・・


なかった。


ない右足の替わりに、ベットの横に義足が置いてあった。

< 7 / 66 >

この作品をシェア

pagetop