月詠姫〜癒しと鬼一族編〜
「…ここは…」

次に目を開けると、周りは草ばかりだった。後ろは大きな木が埋められている。もしかして…桜の木?

「まさかね…」

体を起こし、少し歩いてみる。誰かが見ていることも知らずに…




「うわぁ〜!!」

しばらく歩くと、商店街が見えてきた。右を見れば静かな道で、左を見れば建物が並んでいる。

まるで江戸時代に来たみたいだ…

「賑やかだなぁ〜!!行っちゃおう!!」

私は上機嫌で商店街に入って行く。まだ2人が見付かってないけど…まぁ、後ででいっか♪

「……」




「綺麗〜!!」

一歩入ると、そこは大勢の人でいっぱいだった。食べ物屋・洋服屋・出店…色んなお店がいっぱい!!

「いらっしゃ〜い!!」

「あ、お団子だぁ♪」

「お嬢ちゃん、作り立てだよ?買うかい?」

「うん!!」

制服のポケットから財布を出して100円玉をおじさんに渡す。ん〜♪このお団子美味しい〜!!

「……なんじゃ、この金は〜!!」

「ひ〜ん!!日本の100円玉ですぅ〜!!(泣)」
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