月詠姫〜癒しと鬼一族編〜
「私は桜華よ♪よろしくね!!」

"桜華"と名乗った女の人は、ピンク色の髪にボンッキュッボンッのお姉さんだった。

「僕は真央と言います。よろしくお願いします」

"真央"と名乗った少年は、青色の髪をゆるく束ねていた。

「僕の隣にいるのは紫苑です」

"紫苑"と呼ばれた人は、紫色の髪で右目を眼帯で隠していて、ペコリと頭を下げた。

「そして、私が東楼国をおさめる王・葉月だ」

銀色の髪ー…銀色の瞳ー…"葉月"と名乗ったその人は私を見て綺麗に微笑んだ。

…ん?王?

「王ってことは…男?」

「そうだが?」

「葉月、こいつなぁ…葉月を女やと間違えてたんやで?」

「私を…女と?」

「ごめんなさい…っ/////」

恥ずかしい…男の人だったなんて…!!穴があったら入りたい…

「いや、構わない。よく間違われるからな…して、そなたの名前は?」

「あ、えと…!!神崎月って言います!!よろしくお願いします!!」

これが…私と彼らー…

"月詠守護者"との出会いー…
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