月詠姫〜癒しと鬼一族編〜
ガバッ

「ハァ、ハァ、ハァ、…っ!!」




ガラッ

「月ーー!!起きなさーい!!」

「きゃぁぁぁぁ!!」





「ごめんごめん♪」

「もう、気を付けてよね!!」

おはようございます、神崎月です。こっちの世界に来てから始めての朝ー…

やっぱり私達の世界と違って、朝の空気が美味しい…

私達が歩いてると、向こうから雅さんが歩いてきた。しかも欠伸をしながら(笑)

「雅さんだ」

「月…ちょっと」

「?」

ゴニョゴニョ…

「えぇ!?無理だよ!!」

「いいから♪喜ぶわよぉ?」

「でも…」

「お。おはようさん!!」

桜華の言葉に戸惑う私に、雅さんが近付いてきた。本当に言わなきゃダメかな…

「ん?どないしたん、月。じ〜っと見つめて…あ、もしかして!!俺に惚れたか!?」

「んな訳ないでしょ!!」

「あの…えと…おはよう!!雅!!」

「…お、おぅー…」

「桜華!!先行ってるね!!」

今、顔真っ赤だ…!!
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