青空に届け
もう隠せないと
思った私は、青空くんに本当の事を
話す事にした。
‘‘分かった。
全部話すから
あそこの公園行こ‘‘
そのまま私たちは
公園に入った。
公園の中の
ベンチに私たちは座った。
5時30分を
知らせる鐘が鳴り、楽しそうに
はしゃいでいた子供たちが
次々と帰り始めた。
私と青空くんだけに
なった、公園は
静かでさっきまで
ここで子供たちがはしゃいでいた
なんて想像もできないくらいだった。
「愛空ちゃん
本当の事聞かせて?」
最初に口を開いたのは
青空くんだった。
私はその言葉を
聞くと、カバンの中から
ミニホワイトボードを取り出して
過去の私の事を書き始めた。