青空に届け




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「ねぇ、私の事
どうして裏切ったの?」


そう言って
私を睨む陽菜の目は
今まで見たこともないくらい
鋭くて
さっきまで
親友として仲の良かった
私に向けられるものではなくて


汚くて醜いものを
見るようなそんな目をしていた。



「違う。私...」

私の必死の
言葉は全然聞き入れてもらえなかった。


「言い訳なんて
聞きたくないっっ!!!」



「ねぇ、お願い
信じて。」



やっぱり私の言葉は
聞いてもらえず


「あんたなんかと
出会わなければよかった。」


そう言い
陽菜は私になぜか
小さな笑顔を残し

塀に足をかけた。



「陽菜っっ
陽菜!!
陽菜っっ!」



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