青空に届け
拒絶されると
思っていた私に
星蘭ちゃんは、
「愛空ちゃん?
やっぱり?だと思ったーー!!
噂どうりの美少女だね。」
そういい、
さっきと変わらない様子で
笑顔で話を続けた。
今までなら
皆、私が声がでないと知ると
「大変だね。」とか
「かわいそう」
みたいに、同情されて
ばっかりだった。
正直そんな同情なんて
私にはいらない。
‘‘え?
私?私なんて全然可愛くないよ。
そういう星蘭ちゃんの方が
可愛いよ。‘‘
「えーー?
全然可愛くないよ。
愛空ちゃんの方が
100倍かわい「星蘭ーー!!」
星蘭ちゃんが
言い終わる前に
誰かが星蘭ちゃんに
抱きついてきた。
「もーう
祐也!!朝から
抱きつかないでよね!!」
言葉とは反対に
少し頬を赤く染めながら
星蘭ちゃんはそう言った。