【コラボ】忘れられないヒト
変装は、効果が無かったんだろうか。
それとも。

「た、高村さん!何で分かったんですか?!」

崇文は緊張と驚きの入り混じった目で、佳乃を見つめた。
一瞬だけきょとんとした佳乃だったが、すぐに落ち着いた笑みに変わる。

(その顔、マジ可愛いんだけど!)

大人の女性に可愛いは失礼かもしれないが、崇文は心の中で叫んだ。


「すぐに分かりましたよ。だって・・・。」

「だって?」


その先の言葉を、早く知りたい。

自分の事を、そんなによく見ていてくれたのかと、期待が高まる。


「イメージキャラクターを務めていただくんですし、WORLDS ENDの皆さんの事は、頭に叩き込んであります。」


ガッカリしたのを隠せずに、崇文は肩を落とす。


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