【コラボ】忘れられないヒト
崇文の予約していてくれたバーは、落ち着いた雰囲気の所だった。

きっと、彼は普段来ないのだろう。
なんとなく落ち着きがない。

自分に合わせてくれたのが、すぐに分かった。


薄暗い店内に、サックスが響く。
2人は個室に案内された。


崇文の緊張が伝わって来るようで、自分まで緊張しそうだと、佳乃はひっそり笑う。

学生の様な人だ。

いや、年齢的には学生でも通るのか。

羨ましい若さが、崇文にはある。


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